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樹木医 研修受講者選抜試験 択一式 対策問題集 全350問(紙版・A4印刷)

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樹木医の研修受講者選抜試験に向けた、択一式の対策問題集です。
オリジナル問題を全350問収録し、1問ずつ解答と解説を付けました。
樹木の分類・構造・生理から、土壌、病害・虫害・腐朽、制度と法令まで、14章に分けて収録しています。

■ 五つの選択肢から一つを選ぶ形式・全350問

選抜試験の択一式は35問・90分です。
本試験の問題は公表されていないため、受験者の情報などから形式を推定し、全350問を五つの選択肢から一つを選ぶ形で作りました。
350問は、本番の択一式35問の10回分にあたります。

問い方は「〜はどれか。」で、文の選択肢から正しいもの・誤っているものを選ぶ問題が中心です。
正しいものを選ぶ問題と、誤っているものを選ぶ問題は、ほぼ半々にしています。
樹種と科、病名と病原、害虫と加害の仕方などの組合せを選ぶ問題は20問です。
選択肢の記号(ア~オ)は本書で付けたもので、本試験の表記とは異なる場合があります。

■ 択一式だけを収録しています(論述式は収録していません)

選抜試験は、択一式と論述式(3問・90分)の二本立てです。
主催者は、択一式の得点が一定に満たない場合、論述式の答案は採点しないとしています。
つまり、択一式で点を取ることが、論述式を読んでもらうための前提になります。

本書は、その択一式を固めるための一冊です。
論述式の問題や答案の例は収録していません。

■ 研修の16科目に、高校の生物と一般教養・倫理を加えて14章に

高校の生物と樹木の基礎 20問(第1章)
樹木の分類 30問(第2章)
樹木の構造と機能・生理・生態 80問(第3章~第5章)
樹木保護に関する制度と法令 30問(第6章)
土壌の診断と植栽基盤 35問(第7章)
病害・虫害・腐朽病害 80問(第8章~第10章)
大気汚染害と気象害 20問(第11章)
後継樹の育成、幹の外科技術・機器による診断・移植 30問(第12章・第13章)
総合診断と一般教養・倫理 25問(第14章)

章の配分は、研修の科目と受験者の情報などから作成者が推定したものです。
1回分の35問に直すと、基礎5・構造と生理と生態8・制度3・土壌3~4・病害虫と腐朽8・環境の被害2・管理の技術3・総合2~3問ほどになります。

■ 正解は、法令と公開資料で確かめました

本書は『樹木医の手引き』などの教材に準拠したものではないため、正解は次の公開されている資料と、樹木学・植物生理学・土壌学の確立した知見で確かめています。

・法令(文化財保護法・樹木保存法・景観法・都市緑地法・都市公園法・森林法・森林病害虫等防除法・外来生物法・農薬取締法・植物防疫法など)は、国の法令検索で現行の条文を確かめました
・病名と病原の対応は、農研機構の日本植物病名データベースと、森林総合研究所の公開資料
・マツ材線虫病・ナラ枯れなどは、林野庁と森林総合研究所の資料
・街路樹の点検と倒伏対策は、国土交通省(国土技術政策総合研究所)の手引き
・土壌改良資材・土壌の改善目標は、農林水産省の告示と指針、自治体の資料
・気象害・害虫などは、都道府県の試験場や研究機関の公開資料

『樹木医の手引き』の記述だけを根拠にする数値や、剪定の作法のように流派で答えが分かれる論点は、正解の決め手にしていません。
分類の問題は、問題文に「APG分類体系では」と書いています。

■ 病害・虫害・腐朽を80問

病原が菌類か細菌か線虫か、害虫が葉を食べるのか幹に穿入するのか、腐朽が白色か褐色か。
同じ分野の中での取り違えを、誤りの選択肢にしています。
幹から出るヤニや葉のかすれなど、症状から害虫を見分ける問題も入れています。

■ 解説は、正解の理由と、ほかの選択肢がどこで誤りか

正解の選択肢がなぜ正しいのかを、どの法令・資料に書いてあるかとあわせて示しています。
誤っている選択肢は、どこがどう違うのかを1つずつ書いています。
また、答えを伏せた状態で全350問を解き直し、答えに誤りがないことを確かめています。

■ まちがえやすいところを、解説で名指ししています

・葉緑体とミトコンドリアの働きの取り違え(光合成は葉緑体、呼吸はミトコンドリア)
・ヒマラヤスギは、名前に「スギ」とあってもマツ科
・エノキとケヤキは旧分類ではともにニレ科だったが、APG分類体系では科が分かれた
・白色腐朽は「リグニンだけ」を分解するのではない。多くはセルロースとリグニンを同時に分解する
・子実体(きのこ)の色で腐朽型を決めつけない
・樹木医は国家資格ではなく、民間の認定資格
・森林の調査で使う胸高直径は、地際から1.2メートル(北海道は1.3メートル)の位置で測る
・街路樹の倒木の年平均(約5,200本)と、点検で伐採された本数を取り違えない
・隣の土地から越えてきた木の枝は「切除させる」のが原則、根は「切り取れる」

解説の中で「⚠」として示しています。

■ 収録している章

第1章 高校の生物と樹木の基礎 20問
 細胞の構造、光合成と呼吸、酵素、遺伝情報の発現、細胞分裂、被子植物と裸子植物の受精、植物ホルモン、光受容体、屈性と傾性、浸透。

第2章 樹木の分類 30問
 APG分類体系の考え方、樹種と科の所属(旧カエデ科・旧トチノキ科の移動など)、名前の似た樹種、裸子植物の分類、マツ属の針葉の数、雌雄異株、常緑と落葉。

第3章 樹木の構造と機能 30問
 形成層、年輪、針葉樹材と広葉樹材、環孔材と散孔材、心材と辺材、樹皮と周皮、あて材、根の構造とカスパリー線、腐朽を区画して抑える考え方。

第4章 樹木の生理 30問
 水の上昇と蒸散、気孔、通水阻害、師部の輸送、光合成と光呼吸、陽葉と陰葉、休眠と耐凍性、菌根と根粒、必須元素、紅葉と落葉、剪定と呼吸。

第5章 樹木・樹林の生態 20問
 一次遷移と二次遷移、陽樹と陰樹、極相、林冠ギャップと更新、日本のバイオーム、森林の階層構造、萌芽更新、暖かさの指数、生態系サービス、種子の散布。

第6章 樹木保護に関する制度と法令 30問
 樹木医の制度、天然記念物、保存樹と保存樹林、景観重要樹木、緑の基本計画と特別緑地保全地区、都市公園、風致地区、保安林と森林計画、森林病害虫等防除法、植物防疫法、特定外来生物、農薬の使用基準、自然公園。

第7章 土壌の診断と植栽基盤 35問
 土壌の三相、踏圧、団粒構造、土性と粒径、水分の状態、陽イオン交換容量と塩基飽和度、土壌の酸性とアルカリ性、電気伝導度、黒ボク土、土壌改良資材の種類と用途、土壌硬度計、植栽基盤の調査と改良。

第8章 病害の診断と防除 30問
 病原の種類、病徴と標徴、主因・素因・誘因、うどんこ病、さび病と宿主の交代、てんぐ巣病、根頭がんしゅ病、ウイルス病、マツ材線虫病、紋羽病、すす病、ボルドー液。

第9章 虫害の診断と防除 30問
 加害の仕方、マツノマダラカミキリ、カシノナガキクイムシとナラ枯れ、フェロモンの利用、コスカシバ、クビアカツヤカミキリ、チャドクガ、カイガラムシとアブラムシ、ハダニ、天敵と防除資材。

第10章 腐朽病害の診断と対策 20問
 白色腐朽・褐色腐朽・軟腐朽、主な腐朽菌と腐朽型、ナラタケ、ベッコウタケ、コフキタケ、根株心材腐朽、腐朽による強度の低下。

第11章 大気汚染害と気象害 20問
 オゾンなど光化学オキシダントの被害、二酸化硫黄、ふっ化水素、酸性雨、冬期乾燥害、凍裂と水食い材、霜害、冠雪害、潮風害、台風による風害、凍上害。

第12章 後継樹木の育成と遺伝子保存 10問
 実生とクローン苗、つぎ木・さし木・取り木、組織培養、ソメイヨシノの増殖、老木の後継樹、林木遺伝資源の保存。

第13章 幹の外科技術・機器による診断・移植法 20問
 貫入抵抗と応力波による幹の診断、剪定の位置と切り方、強剪定、支柱、根回し、緑化樹木の品質と寸法の規格、植え付けと養生、建築限界、樹木保護材。

第14章 総合診断と一般教養・倫理 25問
 衰退原因の切り分け、街路樹の点検と倒伏の起こり方、根返り、倒伏検証調査、登録更新と継続教育、倫理、隣地の枝と根、伐木作業の安全、生物多様性の目標。

■ こんな方に

・樹木医の研修受講者選抜試験を受ける方
・論述の準備に入る前に、まず択一式を固めておきたい方
・すでに解いた問題とは別に、新しい問題で範囲を確かめたい方
・法令や分類のように、根拠を確かめながら覚えたい方

■ この試験について

樹木医は、一般財団法人日本緑化センターが認定する資格です。
研修受講者選抜試験に合格した人が研修を受け、その審査を経て樹木医として登録されます。
選抜試験は択一式と論述式からなり、樹木の分類・構造・生理・生態、土壌、病害・虫害・腐朽、気象害、制度と法令、診断と治療の技術などを問います。

受験資格 樹木の保護・育成・管理などの業務経歴5年以上(樹木医補は1年以上)
択一式 35問・90分
論述式 3問・90分
合格 上位の受験者を選抜(配点・合格点は非公表)
実施 年1回

試験日・費用・申込みの方法は、主催者の案内でご確認ください。

■ ご注意

本資料は個人が作成したオリジナルの学習補助教材であり、
一般財団法人日本緑化センターその他の試験実施機関が公表する公式資料ではありません。
また、『樹木医の手引き』その他の公式教材に準拠したものではありません。
本書は過去問集ではありません。問題の中身はすべて本書のために新たに作成しています。
本試験の問題は公表されておらず、五つの選択肢から選ぶ形式と章の配分は、受験者の情報などから作成者が推定したものです。今後の本試験の出題を示すものではありません。
本書は択一式の対策問題集です。論述式の問題は収録していません。
内容は樹木学・植物生理学・土壌学等の確立した知見、森林総合研究所・農研機構・林野庁・国土交通省等の公開資料、関係法令に基づき、2026年10月17日時点のものを用いています。
法令の改正や資料の更新により変わる場合があるため、最新の情報は主催者の案内等でご確認ください。
内容を用いたことによる試験結果について、作成者は責任を負いかねます。
学習目的以外での複製・転載・再配布・第三者への譲渡はお断りいたします。

■ 形式
A4用紙に印刷したものを発送いたします。

・家庭用のプリンタ・用紙で印刷しております(モノクロ)
・市販の書籍のような製本ではございません
・用紙を節約するため、1枚に2ページを割り付けた両面印刷です(長辺とじ)
・全56枚(約245g)
・水濡れや折れを防ぐため、クリアファイルに入れて発送いたします

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