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運行管理者試験(貨物)の対策問題集です。
オリジナル問題を全450問・9章で収録し、1問ずつ解答と解説を付けました。
令和8年8月時点で施行されている法令・告示・通達で作成しています。
■ 本試験と同じ7つの型
公表されている試験問題では、四肢択一の形ではなく、1つの試験の中に次の7つの型が混ざって出ています。
本書の450問も、この7つの型で作りました。
・正しいもの(適切なもの)を2つ選ぶ 116問
・正しいもの(適切なもの)をすべて選ぶ 106問
・誤っているものを1つ選ぶ 114問
・文中のA〜Dに入る字句を、それぞれ①②から選ぶ穴埋め 66問
・表を読んで、改善基準告示に違反しているもの・適合しているものを選ぶ 20問
・追越しや運行計画を計算する小問 14問
・事故の再発防止対策や危険予知の事例から、組合せを選ぶ 14問
「すべて選ぶ」問題は、正しいものが1つのことも、4つともあてはまることもあります。
問いが「2つ」「すべて」「1つ」のどれなのか、「正しいもの」なのか「誤っているもの」なのかを、解く前に確かめる練習にもなります。
公表されている試験問題では、「正しいものを1つ選ぶ」問題は出ていません。
本書でも作っていません。
■ 分野ごとの章で、分野ごとの最低点に備える
試験の案内では、出題は30問で、次の5つの分野に分かれています。
本書は、分野ごとの問数の比に合わせて章を分けました。
貨物自動車運送事業法関係 8問 → 第1章・第2章 120問
道路運送車両法関係 4問 → 第3章 60問
道路交通法関係 5問 → 第4章・第5章 80問
労働基準法関係 6問 → 第6章・第7章 90問
実務上の知識及び能力 7問 → 第8章・第9章 100問
試験の案内では、合格には、総得点が満点の60%以上であることに加えて、法令の各分野で1問以上、実務上の知識及び能力で2問以上の正解が必要とされています。
道路運送車両法は4問しかないため、1問も正解できないと、ほかの分野で点を取っても合格に届きません。
章ごとに解けるので、苦手な分野だけを集中して演習することもできます。
■ 改善基準告示は、表を読んで判定する問題
第7章は、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示。2024年4月1日適用)の50問です。
拘束時間・休息期間・運転時間・連続運転の規定を問う問題に加えて、表を読んで判定する問題を20問入れました。
・1週間の始業時刻と終業時刻の表から、1日の拘束時間や休息期間を読む 4問
・5日間の運転時間の表から、2日を平均した運転時間が基準に違反しているものを選ぶ 6問
・2週間の運転時間の表から、2週間を平均した運転時間を判定する 4問
・運転と休憩の並びの表から、連続運転の中断が基準に適合しているものを選ぶ 6問
2日平均の問題の解説では、1日ずつ「前日との平均」と「翌日との平均」を出し、どの日で基準を超えたのかを示しています。
「1 ○ 違反している。3日目は前日との平均9.5時間・翌日との平均9.5時間で、ともに9時間を超える。」
改正前の基準の数値は、誤りの選択肢にだけ使い、解説で「改正前の数値である」と示しています。
■ 計算は、途中の式つき
第9章には、追越しにかかる時間と距離(5問)、運行計画の距離・到着時刻と改善基準告示の判定(6問)、停止距離と車間距離(3問)の計算を14問収録しています。
どれも電卓なしで、筆算で解ける数値にしました。
解説には、使った式と途中の数値を書いています。
「A車がB車に対して余分に進まなければならない距離は、30+8+12+30=80メートルである。」
「追越しに要する時間=80÷5=16秒。」
取り違えやすい値(追い越される車が走る距離など)は、⚠で何の値なのかを示しました。
■ 2025年・2026年の改正に対応
令和8年8月時点で施行されている規定で作っています。
・貨物自動車運送事業法の条番号は、2025年の改正後のもの(運行管理者の選任は第16条、運行管理者等の義務は第20条など)で書いています
・2026年4月施行の真荷主、実運送体制管理簿などの規定
・2025年4月から、貨物軽自動車運送事業者も自動車事故報告書の提出の対象
・点呼告示の業務前自動点呼・事業者間遠隔点呼と、2026年6月施行の改正
・高速道路での大型の貨物自動車の最高速度は90km/h(2024年4月の改正で80km/hから引き上げ)
それ以後の改正で答えが変わる内容(一般道路の法定速度の改正など)は出題していません。
■ 解説は、選択肢ごとに○×と根拠
記述を選ぶ問題では、4つの選択肢それぞれについて、正しいのか誤りなのかを書いています。
穴埋め・計算・組合せの問題では、答えの根拠と考え方の手順を書いています。
誤りの選択肢には、どこが誤りで、正しくは何なのかを書きました。
法令の問題には、貨物自動車運送事業法・貨物自動車運送事業輸送安全規則・道路運送車両法・道路交通法・労働基準法・改善基準告示などの条番号を示しています。
正解できた問題でも、ほかの選択肢の解説を読むと、知識の確認になります。
■ まちがえやすいところを、解説で名指ししています
・「すべて選びなさい」の問題では、4つとも正しいこともある
・徐行には「時速○km以下」という数値の定めはない
・道路交通法の自動車の区分は、車両総重量・最大積載量・乗車定員のどれか1つでも上の区分の基準に当たれば上の区分になる
・古い市販書には大型貨物の最高速度を80km/hとするものがある。現行は90km/h
・アルコール検知器を「1か月に1回」確認するだけでは、常時有効に保持したことにならない
・補助者は運行管理者の業務を補助する者で、運行の可否を自分で決める立場にはない
・「3年間」は指導及び監督の記録や事故の記録の保存期間で、健康診断個人票の保存期間とは違う
・追越しの計算では、追い越される車が同じ時間に走る距離と取り違えない
・対向車がいるときは、対向車が近づいてくる距離も足す
・制動距離は速度に比例するのではなく、速度の2乗に比例する
解説の中で「⚠」として示しています。
■ 道路標識の問題は収録していません
公表されている試験問題では、道路標識の絵を見て答える問題が出ることがあります。
本書は図を使わず、表と文章で作っているため、道路標識の問題は収録していません。
道路標識の対策には、標識の図が載った教材を別にご用意ください。
■ 収録している章
第1章 貨物自動車運送事業法①―事業の許可・安全管理規程・運行管理者の制度・事故の報告 60問
事業の定義と許可・欠格事由、事業計画、運送約款と書面の交付、真荷主と実運送体制管理簿、
安全管理規程と輸送の安全に係る情報の公表、運行管理者の選任・資格者証・業務と義務、
事故の報告(事故報告書と速報)、事業の譲渡と業務の管理の委託。
第2章 貨物自動車運送事業法②―過労運転の防止・点呼・業務の記録・運行指示書・指導監督・積載 60問
運転者の選任と過労運転の防止、点呼(業務前・業務後・中間点呼、アルコール検知器、
IT点呼・遠隔点呼・自動点呼)、業務の記録と運行記録計、運行指示書、運転者等台帳、
指導監督の指針(特別な指導・適性診断)、積載の方法と過積載の防止。
第3章 道路運送車両法―登録・検査・点検整備・整備管理者・保安基準 60問
登録と番号標、自動車検査証と検査標章、日常点検と定期点検、整備管理者、整備命令、
保安基準(大きさと重量・速度抑制装置・タイヤ・反射器・非常信号用具・停止表示器材・消火器・
巻込防止装置と突入防止装置・後写鏡)。
第4章 道路交通法①―定義と自動車の種類・通行方法・速度・追越し・交差点・徐行と一時停止 40問
用語の定義、大型・中型・準中型・普通自動車の区分、通行区分、最高速度と最低速度、
追越しと追越し禁止の場所、交差点の通行、緊急自動車への進路の譲り方、徐行と一時停止。
第5章 道路交通法②―停車と駐車・積載・合図と灯火・運転者と使用者の義務・交通事故の措置・免許 40問
駐停車の禁止、積載の制限、合図と灯火、酒気帯び運転と過労運転の禁止、使用者の義務、
運転者の遵守事項、故障のときの停止表示器材、交通事故のときの措置、運転免許。
第6章 労働基準法―労働契約・賃金・労働時間・休憩・休日・年休・年少者と妊産婦・就業規則 40問
労働条件の明示と労働契約、解雇と解雇予告、賃金、労働時間・休憩・休日、時間外・休日労働と割増賃金、
自動車運転者の時間外労働の上限、年次有給休暇、年少者と妊産婦、就業規則、記録の保存。
第7章 労働基準法(改善基準告示)―拘束時間・休息期間・運転時間・連続運転・特例と表の読み取り 50問
目的と性格、1か月・1年の拘束時間、1日の拘束時間と休息期間、運転時間と連続運転時間、
分割休息・2人乗務・隔日勤務・フェリーの特例、予期し得ない事象、表を読んで判定する問題20問。
第8章 実務上の知識及び能力①―点呼・指導監督・健康管理・運行管理者の役割と事故防止の実務 50問
点呼の実務、アルコール検知器の使い方、運転者への指導と監督、適性診断の結果の活かし方、
健康診断と健康管理(睡眠時無呼吸症候群・脳と心臓の疾患)、運行管理者と補助者の役割、
ドライブレコーダーなどを使った事故防止。
第9章 実務上の知識及び能力②―自動車の運転の知識・計算・事故の再発防止と危険予知 50問
内輪差・ジャックナイフ現象・ベーパーロック現象・ハイドロプレーニング現象などの運転の知識、
追越し・運行計画・停止距離の計算14問、事故の再発防止対策の組合せ8問、危険予知訓練の組合せ6問。
■ こんな方に
・運行管理者試験(貨物)を受験する方
・本試験と同じ「2つ選ぶ」「すべて選ぶ」「穴埋め」などの型で演習したい方
・改善基準告示の拘束時間・運転時間を、表を読んで判定する練習をしたい方
・追越しや運行計画の計算を、途中の式を見ながら身につけたい方
・2025年・2026年の改正に合わせた問題で演習したい方
■ ご注意
本資料は個人が作成したオリジナルの学習補助教材であり、
公益財団法人運行管理者試験センターその他試験の実施機関が公表する公式資料ではありません。
また、特定のテキストに準拠したものでもありません。
本書は過去問集ではありません。公表されている試験問題は出題形式の確認のみに用い、問題の中身はすべて本書のために新たに作成しています。
本書は運行管理者試験(貨物)の対策用です。旅客の試験には対応していません。
道路標識の絵を見て答える問題は収録していません。
本書の章立て及び章ごとの問題数は、試験の案内に示された分野ごとの出題数を参考にしたものであり、今後の本試験の出題数を示すものではありません。
法令は貨物自動車運送事業法、貨物自動車運送事業輸送安全規則、道路運送車両法、道路交通法、労働基準法、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準その他の関係法令・告示・通達の、令和8年8月時点で施行されている規定を用いています。
実務の記述は、国土交通省の公表する指針・マニュアル等に根拠のあるもの及び一般に確立した内容に限っています。
計算に用いた数値は、本書のために作成したものです。
関係法令は改正されることがありますので、最新の情報は実施機関及び関係省庁のウェブサイトでご確認ください。
内容を用いたことによる試験結果について、作成者は責任を負いかねます。
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