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高圧ガス製造保安責任者試験 乙種化学の対策問題集です。
オリジナル問題を全400問収録し、1問ずつ解答と解説を付けました。
令和8年度試験(11月8日)に向けて、令和8年4月1日時点で施行されている法令で作成しています。
■ 本試験と同じ出題形式
実施団体が公表している試験問題で形式を確かめ、そのとおりの形で作りました。
法令 イ、ロ、ハの3つの記述から、正しいものの組合せを(1)~(5)から選ぶ
保安管理技術 イ、ロ、ハ、ニの4つの記述から、正しいものの組合せを(1)~(5)から選ぶ
学識 4つの記述の組合せのほか、数値・反応式の係数・順序を(1)~(5)から選ぶ
本書も、法令の160問をイロハの3記述、保安管理技術の120問をイロハニの4記述の組合せで作りました。
学識の120問は、4記述の組合せ72問、数値を選ぶ計算問題32問、反応式の係数を選ぶ問題8問、順序を選ぶ問題8問です。
選択肢の並び方も、本試験と同じく「記述の数が少ない順、イロハ順」にそろえました。
記述を1つずつ判断する必要があります。
1つでも判断を誤ると、組合せが変わって不正解になります。
■ 法令の後半は、本試験と同じ「事業所の例」つき
本試験の法令の後半は、事業所の例(コンビナート地域の内か外か、製造するガスの種類、処理能力、貯槽の大きさ、認定の有無など)を示し、その事業所に当てはまる基準を問う形で出題されます。
本書も、第3章と第4章の80問と第1章の5問を、この形で作りました。
例の事業所は、液化塩素・液化炭酸ガス・水素の充塡所、酸化エチレンを製造するコンビナートの事業所など、すべて本書のために作ったものです。
ガスの種類(可燃性・毒性・酸素・不活性)によって基準が掛かるか掛からないかを、例に当てはめて判断する練習ができます。
■ 科目免除の方も使える科目別の章立て
第1章~第4章 法令 160問
第5章~第7章 保安管理技術 120問
第8章~第10章 学識 120問
本試験の3科目の問題数(20問・15問・15問)の割合に合わせて章を分けました。
講習の修了により法令だけを受ける方、ほかの免状により一部の科目が免除になる方は、受ける科目の章だけを解いてください。
免除の条件は、実施団体の受験案内でご確認ください。
■ 令和8年4月1日施行の法令で作成
本試験の法令は、その年の4月1日現在で施行されている法令に基づいて出題されます。
本書は令和8年4月1日を基準日として、昨年度の試験の基準日より後に施行された次の改正も収録しています。
・一般高圧ガス保安規則:製造設備の点検(第6条第2項第4号)と特定高圧ガスの消費施設の点検(第55条第2項第3号)が、「1日に1回以上」の回数の定めから、ガスの種類と設備の態様に応じて異常の有無を点検する形に改められた点(令和7年10月施行)
最新の情報は、各法令の原文でもご確認ください。
■ 学識の計算問題は、途中の式つき
学識の計算問題は、答えだけでなく途中の式と数値を解説に書いています。
計算の数値は、作成時にプログラムで検算しています。
・理想気体の状態方程式による密度・モル質量・体積
・分圧とモル分率、混合気体の平均モル質量
・圧縮係数、ファンデルワールスの状態方程式
・気体の仕事・熱量・エントロピー変化、カルノーサイクルの効率、冷凍機の成績係数
・アレニウスの式による活性化エネルギー、1次反応の半減期
・化学平衡の平衡定数、理論空気量、燃焼ガスの量、標準生成エンタルピーからの反応熱
・混合ガスの爆発下限界(ルシャトリエの式)、密閉容器内の爆発圧力、蒸気雲爆発のTNT当量
⚠ 解説には「ゲージ圧力のまま計算すると約44 g/molになる」のように、まちがえたときに出る値も書いています。どこで誤ったのかが分かります。
■ 解説は、記述ごとに正誤と根拠
それぞれの記述について、正しいのか誤りなのか、誤りならどこが誤りなのかを、根拠の条文や理由とともに書いています。
「ロは誤り。酸素の液化ガスの貯槽で流出防止措置の対象になるのは、貯蔵能力1,000トン以上のものである。この貯槽は300トンである。正しくは、この液化酸素の貯槽には流出防止措置の定めは掛からない(根拠:一般則第6条第1項第7号)。」
どの記述で判断を誤ったのかが分かるので、復習の手がかりになります。
■ まちがえやすいところを、解説で名指ししています
・高圧ガスの定義の温度(アセチレンだけ15度、ほかの圧縮ガス・液化ガスは35度)と、処理能力の換算の状態(温度0度・圧力0パスカル)
・法令の圧力はゲージ圧力、学識の圧力はことわりのない限り絶対圧力
・地位の承継(事業の譲渡で承継されるのは第二種製造者だけ。第一種製造者は相続・合併・分割)
・防液堤(流出防止措置)が必要になる貯槽の大きさ(可燃性ガス・酸素は1,000トン以上、毒性ガスは5トン以上)
・危害予防規程は「定めて届け出る」、保安教育計画は「定めて忠実に実行する」
・赤外線式のガス検知器では、赤外線を吸収しない水素は検知できない
・状態方程式には熱力学温度(K)と絶対圧力を入れる。分圧は質量分率でなくモル分率で求める
・燃焼速度の大きいガスほど消炎距離は小さい。爆燃は音速より遅く、爆ごうは音速より速い
解説の中で「⚠」として示しています。
■ 収録している章
第1章 高圧ガス保安法の総則・許可と届出・保安検査と自主保安 40問
高圧ガスの定義と適用除外、製造の許可と届出、地位の承継、完成検査、
貯蔵所、保安検査と定期自主検査、認定制度、危害予防規程と保安教育。
第2章 容器・容器則・特定高圧ガスの消費・移動と廃棄 40問
容器検査と刻印・表示・塗色、容器再検査、附属品、輸入検査、
車両による移動、特定高圧ガスの消費(点検の改正を含む)、廃棄。
第3章 一般高圧ガス保安規則:定置式製造設備の技術上の基準(事業所の例つき) 40問
ガスの種類ごとの設備の基準(防液堤・二重管・除害・漏えい検知警報)、
貯槽と容器置場、製造の方法の基準(点検の改正を含む)、変更の許可。
第4章 コンビナート等保安規則と保安体制(事業所の例つき) 40問
保安距離と保安区画、導管、隣接事業所への通知、
保安統括者・保安技術管理者・保安係員・保安主任者・保安企画推進員の選任。
第5章 燃焼・爆発とガスの性質・材料の劣化・電気設備 40問
発火と引火、爆発の形態と防止、ガスの性質、応力腐食割れ・水素による劣化・低温脆性、
防爆構造と危険箇所、静電気の対策。
第6章 計装・高圧装置・圧縮機・流動伝熱分離・漏えい防止 40問
計測機器と調節弁、高圧装置、圧縮機とポンプ、
流動・伝熱・分離、シールとガスケット。
第7章 リスク管理・保安装置・防災設備・運転と工事の管理・検査診断 40問
HAZOP・FTAなどのリスク解析、安全弁・破裂板・緊急遮断装置、ガス漏えい検知警報設備、
運転と工事の管理、非破壊検査と耐圧・気密試験。
第8章 単位・気体の法則・実在気体・熱力学(計算) 40問
SI単位、理想気体と混合気体、圧縮係数とファンデルワールス式、臨界点、
熱力学第一・第二法則、カルノーサイクル、ジュール-トムソン効果。
第9章 反応速度・化学平衡・化学反応式と燃焼の計算 40問
反応速度とアレニウスの式、化学平衡と平衡定数、反応熱と生成エンタルピー、
理論空気量と燃焼ガス、反応式の係数。
第10章 爆発の理論(爆発限界・消炎距離・爆燃と爆ごう・分解爆発)とガス各論 40問
爆発限界と不活性ガスによる希釈、消炎距離と最小発火エネルギー、爆燃と爆ごう、分解爆発、
酸素・水素・アセチレン・アンモニア・モノシランなどの性質。
■ こんな方に
・高圧ガス製造保安責任者試験 乙種化学を受験する方
・科目免除があり、法令だけ、または保安管理技術と学識だけを受ける方
・一問一答で学んだ知識を、本試験と同じ組合せ式で確かめたい方
・学識の計算を、途中の式を見ながら繰り返し練習したい方
■ ご注意
本資料は個人が作成したオリジナルの学習補助教材であり、
高圧ガス保安協会その他試験の実施機関が公表する公式資料ではありません。
また、公式テキストや講習テキストに準拠したものでもありません。
本書は過去問集ではありません。公開されている試験問題は出題形式の確認のみに用い、問題の中身はすべて本書のために新たに作成しています。
本書の章立て及び章ごとの問題数は、公開されている試験問題の科目と出題数の配分を参考にしたものであり、今後の本試験の出題数の配分を示すものではありません。
法令は高圧ガス保安法、同法施行令、一般高圧ガス保安規則、液化石油ガス保安規則、コンビナート等保安規則、容器保安規則等に基づき、令和8年4月1日時点で施行されている条文を用いています。
保安管理技術・学識の記述は、法令・経済産業省の公表する基準に根拠のあるもの及び一般に確立した物理・化学・化学工学の内容に限っています。
計算問題に用いた数値はすべて本書のために作成したものです。
関係法令は改正されることがありますので、最新の情報は経済産業省及び高圧ガス保安協会の公式サイトでご確認ください。
内容を用いたことによる試験結果について、作成者は責任を負いかねます。
学習目的以外での複製・転載・再配布・第三者への譲渡はお断りいたします。
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